ワークショップ

日時

2014年7月19日(土) 9:30~12:00

会場

星陵会館(東京都千代田区永田町2丁目16-2 東京メトロ・永田町駅6番出口より徒歩3分)
都市センターホテル(東京都千代田区平河町2-4-1 東京メトロ・永田町駅4番出口より徒歩3分)

クレール平河町(東京都千代田区平河町2-16-5-401 東京メトロ・永田町駅4番出口より徒歩3分)

※ 各ワークショップの会場につきましては、アクセスにてご確認ください。

講師、並びに内容紹介

ワークショップA:遊戯療法における「言葉、イメージ、物語」        会場:クレール平河町401号室

安島 智子(このはな児童学研究所)

遊戯療法では多彩な遊びが展開します。特に、クライエント自身が身体から受けとった非言語的メッセージをイメージや言語として生成させ、身体の中に閉じ込められていた様々な事柄を表出することを遊ぶ時、遊びは心理療法として機能すると言えましょう。イメージ生成と言葉を紡ぐ遊びとして「相互誘発線描画物語法」や、物語からインスピレーションを獲ることによってより豊かに心を生成してゆく「ミソドラマ」の、遊戯療法の中での方法を体験的に学んでいただくことを計画しています。A4画用紙、黒のサインペン、クレヨンをご用意ください。

ワークショップB:初めてでもできるセラピスト・フォーカシング    会場:都市センターホテル 会議室702

伊藤 研一(学習院大学)

セラピスト・フォーカシングは、クライエントを思い浮かべて行なうフォーカシングです。効果として(1)ケースとほどよい心理的距離がとれ、セラピストのゆとりが回復する(2)クライエントから受けている非言語的な感じを感じ取ることによってクライエント理解が深まる、があげられます。今までいくつかの心理臨床家の研修会で実習を行なってきましたが、フォーカシングが初めて、リスナーが初めてというペアでもフォーカシングできる実感を持っています。一緒にフォーカシングを味わいましょう。

ワークショップC:体験から学ぶ遊戯療法の基礎と本質         会場:都市センターホテル 会議室604

伊藤 良子(学習院大学大学院臨床心理学専攻)

遊戯療法の場において、子どもは、さまざまな課題と向き合い、自分にふさわしい遊びを自ら創出していきます。セラピストは、子どもが安心してそうした表現が可能になるように、その場を守ることが大切になります。そこでは、セラピストも、自らの想像を超えた体験をすることが多いように思います。
本ワークショップでは、私がスーパビジョンを行った母子並行面接のインテークから終結までの過程を以下のお2人にご報告いただき、そこで起こったことから遊戯療法の基礎と本質について学びます。

子ども担当:鈴木遼子(学習院大学大学院)、親面接:大塚佳代(学習院大学大学院)

ワークショップD: 紙粘土セラピー                      会場:星陵会館 会議室3B

倉光 修(放送大学)

4つ切りの画用紙の上に軽量の紙粘土を用いて作品を生み出す活動は、アートセラピーないし表現療法の一種となりうる。重要なのは心に浮かぶイメージであり、それを作品にする技能ではないこと、また、その作品に作者の(しばしば無意識的な)願望や恐怖、心理的課題などが反映されることは、他のアートセラピーと同様である。絵画や箱庭と違った素材を用いた内界表現を味わってみませんか。あなたの心は何を語るでしょう。

ワークショップE:がん患者の子どもへのサポート            会場:都市センターホテル 会議室602

小林 真理子(放送大学大学院臨床心理学プログラム)

日本人の2人に1人が一生のうちにがんに罹る時代、子育て期のがん患者さんが急増しています。がん患者の子どもは、親ががんであることの不安や緊張、自責の念を一人で抱えていることが多く、子どもたちに親のがんをどう伝え、どう支えていくかは大きな課題です。今回は、描画や工作などのアートワークを用いた子どものサポートプログラムについてご紹介します。そこで表現される子どもの気持ちや体験をお伝えするとともに、実際のセッションで役立つようなワークを取り入れたいと思っております。

ワークショップF:保育カウンセリングと遊戯療法                 会場:星陵会館 会議室4B

滝口 俊子(放送大学名誉教授)

保育場面での心理臨床において最も役に立つのが、遊戯療法の知恵です。子どもの対応に悩んでいる保育者あるいは保護者に、個々の子どもに合わせた遊戯療法の方法を伝えると、子どもの眠っていた可能性が活性化され、発達が促進されます。今回のワークショップでは保育カウンセリングの考え方と実際を、伝えたいと思います。ご自分の事例を希望される方は、大会事務局あてに積極的にご連絡ください。

ワークショップG:遊戯療法を支える親面接                    会場:星陵会館 会議室3A

田畑 洋子(人間環境大学)

遊戯療法は親の考えにより始まり、継続についてもその影響を受けることが多くあります。親からの情報が子どもの理解のために重要な役割を果たしますし、プレイルームでの子どもの変化が日常生活に根を下ろすためにも親の協力が必要です。逆に子どもの変化が親や家族の変化を促すこともあります。遊戯療法を支える親面接ですが、本人面接とは異なる難しさも含まれます。今回は特に親面接の目標について考えたいと思います。実際の事例を検討して理解を深めたいと思いますので、親面接の事例をご提供下さるようお願いいたします。

ワークショップH:スクールカウンセリングと遊戯療法               会場:星陵会館 会議室4A

難波 愛(神戸学院大学)

スクールカウンセリングをしていて、子どもとの面接で遊戯療法が導入できれば!と思われた経験はありませんか。遊戯療法を行うには、プレイルームが必要と思われるかもしれませんが、「遊戯療法の視点」を持つことによって、学校の面接室でも実施可能だと思います。今回は「遊戯療法の視点」とは何か、限られた資源をいかに活かしてプレイフルな空間にしていくのかについて、私自身の経験も踏まえて考えていきたいと思います。事例を提供して下さる方がおられたら歓迎します。

ワークショップI:養護施設での遊戯療法の実践~コラージュ、粘土表現を用いて~ 会場:星陵会館 会議室E

西村 喜文(西九州大学)

一般に虐待を受けた子どもは、自分の心の中に刻み込まれた記憶をうまく表現することができないことが多い。2000年より養護施設に箱庭療法が導入され、それによって虐待を受けた子どもの心が表現されやすくなり、遊戯療法もより効果的になったと言える。このようなより有効な工夫は今後も試みられる必要がある。その工夫の一つにコラージュ療法があげられる。コラージュ療法は、森谷(1987)によって箱庭療法をヒントに発案され、以後その簡便性、適用範囲の広さから多くの児童養護施設などで実施されている。筆者もまた、箱庭、コラージュ、粘土等を用いて遊戯療法を実践して、その有用性を実感している。
本ワークショップでは、筆者のこれまでのコラージュや粘土を使用した試みを紹介し、被虐待児への遊戯療法について考える機会としたい。参加者から、児童養護施設での実践報告を提示していただければ一緒に考えたい。

ワークショップJ:遊戯療法と箱庭療法                      会場:星陵会館 会議室D

平松 清志(ノートルダム清心女子大学)

箱庭療法は心理療法の一技法ですが、単独で用いられることはむしろ少なく、心理療法のなかで必要に応じて用いられることが多い技法です。当初、来談者中心療法に基づく児童中心遊戯療法の実践を中心として始まったわが国の遊戯療法が、河合隼雄による箱庭療法の紹介(1965年)によって飛躍的に発展したことは、よく知られています。今回は、アクスラインの遊戯療法と分析心理学理論に基づく箱庭療法の接点、心理療法における人間関係などの視点から、遊戯療法と箱庭療法の実践について考えたいと思います。

ワークショップK:遊戯療法へのコラージュの適用                 会場:星陵会館 会議室F

森谷 寛之(京都文教大学)

遊戯療法では子どもに適用できるいろいろな方法が使用される。その中でコラージュは子どもから高齢者まで適用範囲が非常に広く、また、経済的にも負担が少ない方法である。本ワークショップではコラージュ療法の基本的考え方と実践方法、その作品の読み取り方を解説する。そして、実際の事例について解説したい。コラージュを遊戯療法に適用した事例、とくに子どもの心身症―たとえば、チック、緘黙症などの事例を求めたい。

ワークショップL:遊戯療法とアート~少年期から老年期まで            会場:星陵会館 ホール

山中 康裕(京都ヘルメス研究所・京都大学名誉教授)

遊戯(遊び)とはシラーのいう通り人間の実存そのものである。子どもの頃は、それらのものが生きるすべてといっていいが、残念ながら現代はどんどんそれを奪ってしまっている。大人はなお更で、今はやりのゲームは遊びの本質とはかけはなれている。老年期になれば、また、子どもに戻って遊べる人もあるが、なかなかそうもいかない。さて、今回のテーマはそれらの遊びの中でときとしてアートとしてもみられるものがあることについて語ることを要請された。そのことについて語ってみたい。

受講資格

  1. 日本遊戯療法学会会員。
  2. 心理臨床近隣領域の仕事に携わっている非会員、大学院生。

ワークショップ参加の申し込み方法

予約手続き

「ワークショップ受講申込書(緑色の往復はがき)」に必要事項を記入し、大会準備委員会事務局へ送付してください。そののち、指定された期日までに受講料をお振り込みください。受講料の振り込みが確認できませんと、予約申し込み受付とはなりませんので、ご注意ください。

定員

各コース10~30名。(Lは300名)

締め切り

申し込み・振り込み 2014年6月30日(月)

※ お申し込み受付は先着順です(原則として会員の予約参加を優先します)。希望コースが定員になり次第、第2希望、第3希望をご案内する場合があります。予約参加申し込みは、葉書申し込みだけでは完了しません。大会事務局で予約参加費のお振り込みが確認できて、予約参加受付となります。郵便振替の手続き上、お振り込みの確認が一週間から10日ほど遅れる可能性があります。お早めにお手続きくださいますようお願いいたします。

振込先口座番号 :00110-7-695496
加入者名 :日本遊戯療法学会第20回大会

受講通知

折り返し「ワークショップ受講申込者へのお知らせ(返信はがき)」にて、受講の可否および受講いただくコースをご連絡いたします。

当日参加について

コースに空きがあれば受け付けます。受講状況によって、必ずしもご希望に添えない場合がありますので、早めに受講予約されることをお勧めいたします。

ワークショップ受講料

会員 3,000円(当日4,000円)
非会員 4,000円(当日5,000円)

※ 一旦振り込まれた受講料は、返金することはできません。

研修証明書の発行について

ワークショップのみのご参加の場合、規定により臨床心理士資格認定協会のポイント取得対象とはなりません。大会参加をしていただいた場合はポイント申請をいたします。また、研究発表は会員のみが参加可となっておりますので、事前にご入会の手続きを済ませていただく必要があります。大会参加の場合、大会準備委員会から直接資格認定協会に名簿を送りますので、研修証明書は発行いたしません。念のため、参加証をお手元に保管してください。

また、これとは別に研修証明が必要となる場合は、事前に大会準備委員会事務局までご連絡ください。

日本遊戯療法学会第20回大会に関する問い合わせ・連絡先

大会案内が必要な方にはお送りいたしますので、FAXかE-mailでご連絡ください。

〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-26-2-403
このはな児童学研究所内
日本遊戯療法学会第20回大会 大会準備委員会事務局
FAX : 03-3639-2968 / E-mail : japt20th@gmail.com