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ワークショップ

(1)Intensive遊戯療法 ―発達障害児との遊戯療法―

安島智子(このはな児童学研究所)

4月29日(土) 13:00 ~ 18:00、30日(日) 10:00 ~ 16:00   


 今年は、発達障害との遊戯療法をテーマに、発達の凸凹や学力不振など、発達課題や抑うつを抱えている子どもとの遊戯療法について検討したいと思います。昨年は不登校生徒の課題を取り上げましたが、遊戯療法の場では様々な症状を抱えた子どもたちと出会います。特に、アトピー、頭痛、腹痛、吐き気、下痢、異糞、異食、喘息、チック、夜尿、遺尿、寝ぼけ、夜驚、倦怠感、抑うつ状態など。これら症状には意味があり、その背後にある課題の解決が求められます。発達障害児への取り組みも、その状態をもたらしている課題を解決することが必要であり、遊戯療法はそのための心理治療技法です。それを実践するための研鑽を目的としてワークショップを企画いたしました。
1. 子どもの育ちの把握
①子どもの様子、テストの実施 発達テスト、知能テストの実施から、テスターのあり方、テスト結果の読み取り方、誕生から1歳半までに育つことの重要性。ピアジェの「知能の誕生」。
 a 生物的誕生と心理的誕生の違いを、マーラーの分離固体化の理論から学ぶ。
 b 発達を止めている幻想についてメラニークラインの妄想分裂ポジション、抑うつポジション理論から学ぶ。
4. 遊びに表現されたことがらの意味、象徴性
「ユング心理学入門」(河合隼雄)よりユング心理学を学ぶ。「箱庭療法入門」(河合隼雄)、「遊戯療法と子どものこころの世界」(安島智子)に学ぶ。
5. 事例に学ぶ
事例検討に事例発表を希望する方は事務局へご連絡ください。
 c 赤ちゃんの情緒発達について、ウイニコットの対象関係理論から学ぶ。
 d 共同注視への母子関係、ダニエル・スターンの乳児の対人世界理論に学ぶ。
 e 愛着が形成されていない子どもへの関わり方、ジョン・ボルヴィの愛着理論再考。
2. 遊戯療法における子どもへの関わり方どのように自分自身と、人と、物と関わっているかをアセスメントし、子どもが求めている関わり方を実践するためワーク。松村康平の関係学、関係技法論。
3. 体の動き、リズムやテンポが気になる子どもへ、できることをふやすからだ遊びを学ぶ。